故公文昭夫さんを偲ぶつどい

9月8日、シンフォニー別館のレインボーホールで長年、葛飾社会保障推進協議会(区労連、民商、新婦人、葛飾医療生協、東京土建などで構成)の会長を務め、社会保障を守る運動の先頭に立ってこられた公文昭夫さんが亡くなりました。コロナ禍のなかで見送りもできず、有志がつのり、公文さんが執筆中の「自分史」の製本を完成させ、出版記念とあわせて「偲ぶ会」が執り行われました。

1989年まで総評の社会保障局長として重責を担われるなか、地域の問題にも正面から取り組み、葛飾区がまだ、保育所をつくる計画すらなかった1960年代、ついに、区立保育所の建築にこぎつげ、同じく、まだ、学童保育クラブの名称も知られていない時代に同じく青戸に区立初の学童保育クラブをつくる運動にかかわってきたそうです。退職後は、亡くなるまで葛飾社会保障推進協議会の会長を務めてこられた大先輩でした。この日、小池晃党書記局長もかつて総評と民医連の米国医療荒廃の現状を視察したことを報告しました。小池書記局長も、これ以上社会保障の後退を許さないたたかいこそ公文さんの意思を引き継ぐことだと強調しました。