インカ・アステカ文明

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南アメリカ大陸アンデス山脈。メキシコ空港からリマ、リマからクスコへの移動中、偉大な雄姿が見えます。目的地はマチュピチュです。しかし、ハプニングの連続、その第一は、リマ・クスコ間の予約したペルビアン航空が三か月前に倒産していたことでした。とにかく旅行を継続するには、リマ・クスコ間の航空券を確保しなくてはなりません。ラタムはビジネスクラスしかないといわれ、その価格に委縮してしまいました。続けて、チリのスカイエアラインで何とか予約した価格の二倍、一人当たり往復三万円で納得。しかし、その飛行機が、なかなか定刻を過ぎても飛ばない、約二時間遅れでようやく離陸しました。時間通りならもうクスコに到着する時間を過ぎています。南米はとにかく余裕をもって計画しないと大変ですね。

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クスコで一泊、標高3400メートルの世界は、やはり空気が薄い。階段を上るだけでゼイゼイした。ビールのアルコールで体が染みる。しかし、この日に、元旦を迎えました。明日のマチュピチュ行きに備えて、早寝したのに、午前零時になると激しい花火が打ち上げられ、歓声に包まれています。夜中、三時過ぎても大騒ぎでした。日本では、「除夜の鐘がうるさい」との苦情で取りやめる寺まであるというのに。これが世界の常識であることは承知しているので我慢。

翌朝、前日確認したコレクティーボ乗り場まで行き、オイリャタンボまで約一時間半、15ソル、安い、約450円。オイリャタンボから日本でネット予約したインカレールでマチュピチュ村へ。土産物売り場を通り抜け、ウルバンバ川の橋を渡り予約したホテルへ。25ドルにしては小ぎれいなホテルでした。テレビはつかなかったけどお湯はよく出ました。川の上流、歩いて5~6分のところに温泉、ここはかつてアグアカリエンテと呼ばれていた温泉町。外国人は20ソルでした。しっかり入浴し明日のマチュピチュ入山に備えたのですが、激しい雨の中の入浴で明日が思いやられます。

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マチュピチュ村からは、片道12ドルの専用バスで、オフシーズンとはいえ長蛇の列。入山チケットも事前にネットで152ソルで購入午前9時から三時間、12時には退出しなければならないチケットです。憧れのマチュピチュは、やはりすごかった。雨のマチュピチュの幻想的でした。天気予報があたり10時半頃には、雨も上がり、これまた、最高でした。下山し、ランチのあとクスコへ戻りました。

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翌3日は、クスコの市内へ。アルマスプラサに面したカテドラル、インカ博物館、サンフランシスコ修道院の骸骨、カミソリも肺にない精密な石垣、これがインカ建築。この後はリマへ、そしてメキシコシティへ帰国のために移動。メキシコシティでは、トランジットが13時間もあるので、計画通り、ティオティワカンへ。メキシコシティの最寄りのメトロ駅から乗り換えなしで北バスターミナルへ、52ペソ(約300円)でティオティワカン・プエルタ2で下車。コロナビールとビステックタコスで腹ごしらえして、ピラミットへ。

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エジプトのピラミッドに行ったのは6年前。なんだかさぞかし巨大だと思っていたのだが、目の前に来ると思ったより小さいと思った。カイロでは巨大なモスクのほうがその巨大さに圧倒された。ティオティワカンのピラミッドのほうが巨大に見える。後から考えたのですが、底辺はクフ王のもティオティワカンの太陽のビラミッドもほぼ同じで、高さは、クフ王のほうが三倍なのだが、エジプトのピラミッドは、砂漠にあるので底辺の一部が砂に埋まっているのでは?エジプトは、クフ王のビラミッドのまわりにいくつものビラミッドがありますが、ここは、唯一巨大な太陽のピラミッドなので、余計にでっかく見えるのか?

北バスターミナルに戻り、最寄りのホテルを予約していたので、帰りの飛行機の時間まで入浴と休憩、夕食をとりました。あとは、14時間のフライトで帰国。日本時間では、1月6日、月曜日、早朝6時半着。予定よりやや早く着陸できました。仕事始めのサラリーマンにまじり京成線で帰途につきました。実は、この日から私も仕事始め。時差ボケでやや眠い目をこすりながらの仕事始めとなりました。