沖縄辺野古へ抗議行動

昨年、名護市長選、沖縄県知事選、そして年末の総選挙で辺野古への基地移設は認められないという沖縄県民の民意が明らかになったというのに、それを無視し続ける安倍政権。翁長県知事が国に対し工事をやめるように法的に求めても無視する安倍政権。我が国の民主主義は壊れてしまったのか・・・と疑いたくなるような事態です。

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区議会定例会が終わり、選挙応援もありますが、気持ちにけじめをつけたく思い、一泊二日というかなりきついスケジュールでしたが、辺野古まで行き、基地がつくられようとしているジュゴンが泳ぐ大浦湾とキャンプシュワブ、テント村での抗議行動に参加してきました。

3月28日早朝成田空港から那覇空港へ、那覇空港からは高速バスで名護バスターミナルで路線バスで辺野古に向かいました。乗り継ぎ時間も含めると3時間半、バス代も3000円以上かかりました。そうです。辺野古はおそろしく不便なところで過疎が進んでいる地区なのでした。

美しい海をすでに基地化しているのがキャンプシュワブという米軍の弾薬庫として知られている基地なのでした。しかしここに巨大な滑走路二本と巨大な揚陸艦を係留できる軍港を作ろうとしているのかと改めて驚きました。

11年前から辺野古の岸壁でテントで監視している方のお話を伺い、「普天間移設というのは方便。ベトナム戦争の時から今の計画図はできていた」と説明を伺いました。

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この新基地は、米軍にかぎらず自衛隊の出撃基地にしたいという政府の思惑でもあることを主張していましたが、まったくその通りだと思います。それだけに沖縄だけの問題ではなく日本の問題なのだとおっしゃっていましたが、本当にそのとおりだと思います。


海のテント村からキャンプシュワブの正面ゲートまで車で移動しました。元気なおばあが車でゲート前まで送ってくれました。「原発と基地は過疎の村が狙われる。おばあでもそれくらいわかっている」という説明に納得しました。

キャンプシュワブ前ではこの日200名ほど、正面ゲートで座り込み、スクラムを組んで歌あり鳴り物あり、シュプレヒコールあり。機動隊が30名ほど待機し緊張しています。4時半ごろに抗議行動を終えて、テント村に移動し総括会議でした。大阪、東京、長野からも来ている方々が紹介されていました。そこには某旅行会社の方が「社用で那覇まで来たので抗議行動に参加しました」と合流し、名護のバスターミナルまで送ってもらいました。東京から派遣されている赤旗記者にも会いました。

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無計画にぶっつけ本番で私は辺野古までいきましたが、この抗議行動を毎日続けるために「島ぐるみ会議・辺野古バス」というのが運行されています。たとえば、那覇の県庁前に9時半までに集合すれば、参加費1000円でバスで往復できます。沖縄は本気で絶対基地建設を阻止する決意なのです。全県、全国の支援でこうした仕組みが作られていることに感動です。

辺野古では誰もが大歓迎です。さらに運動を広げていかねばと思いつつ帰京しました。