任命責任

アベ内閣の菅原産業経済大臣が辞任しました。メロンや海産物を有権者にばらまき、葬式が出ると秘書に香典を持たせていたことが明るみに出たからです。

「こういうことをしてはいけない」と政治にかかわる人なら、明白な「イロハ」なのですが、なぜ、こんなことをしていたのか不思議でなりません。

アベ総理は、「任命責任」とはいうもののなにをどうけじめをつけるのかということは明確にしていません。アベ総理の任期は我が国で最長になったといわれていますが、閣僚の辞任も、これで10人目だそうで、こちらも史上、最多の閣僚辞任で「任命責任」と記者会見した総理ということになるのではなかろうか。

文科省の萩生田大臣も入試の英語の試験を民間に丸投げしようとしていることに「身の丈発言」が批判され、説明不足といいつつ発言を撤回しましたが、民間試験を撤回するのが筋ではないだろうか。アベ総理の「任命責任」という記者会見は今後も続きそうだ。