呆れた閣議決定

アベ政権の閣議決定は、かねてから呆れたものの連続でした。森友学園の追及が始まると「総理夫人は私人である」、その後、付き人の公務員が五人もいたことが明るみになっても後のまつりです。このほど「またか」です。そのひとつは、「セクハラ罪はない」という閣議決定です。福田財務次官ののスキャンダルをかばい続け、記者会見で「セクハラ罪はない」と言い切った麻生財務大臣。その後、集中審議で、野党の追及によってしぶしぶ、たかをくくったような態度で「謝罪する」と答弁したあとの「セクハラ罪はない」という閣議決定したのですから、アベ首相を先頭に全く反省がないというべきでしょう。

加計学園問題では、柳瀬元総理秘書官が参考人招致され、集中審議が行われましたが、加計学園関係者との面会は認めましたが、愛媛県職員との面会はとぼけたままです。怒った愛媛県知事は、柳瀬氏の名刺をその後、公開し、これは決定的な事実となりました。そしたら、「柳瀬氏と愛媛県職員との面会確認は困難」と閣議決定をました。

第二次安倍政権になってから行った閣議決定は、2200件だそうで、過去最高を更新中です。ウソと偽りはいつまでも続けさせてはなりません。民主主義の危機だからです。