マクロ経済スライド

年金問題が大きな議論になってきた。この話題は、与党にとっては火消しに躍起になっているが、報告書を受け取らない、なかったことにする・・・批判は強まるばかりだ。

与党寄りの識者が、「年金だけで暮らせないのは常識」「政争の具にするな」などとシレッといい、この問題を取り上げることを避けさせようと論陣を張っている。

この中でも日本共産党は「マクロ経済スライド」という制度そのものが問題だと提起した。物価が1%上昇しても、年金は、約1/10、0.1%しか上げない、細かいことはいろいろありますが、将来、ますます苦しくなる仕組みだといって間違いありません。

党首討論で、志位委員長にたいする答弁で、この「マクロ経済スライド」で7兆円の年金が減ることが判明した。年金制度をよくするのは、政治の責任であることは間違いありません。各政党がどういう政策をもち国民に訴えるかは当たり前のこと。「政争の具にするな」などは、「我慢しろ」に等しいと思う。