年末の政変、チリ大統領選

12月19日、南米のチリで大統領選が行われ、反新自由主義、反緊縮財政を訴えた左派連合のガブリエル・ホジッチ氏(35才)が当選を決め、来年3月に就任することになりました。チリ共産党も支持していることから、極右の候補者陣営から、「共産主義者全体主義者」と攻撃する作戦を強めましたが、こうを奏しなかったと報道されています。

チリの歴史には、深い思い入れがあります。1973年9月11日、民主的な選挙で当時の社会党共産党の協力でアジェンデ大統領が就任しましたが、米国の支援を受けたピノチェト将軍がクーデターで政権を倒し、長い間、血なまぐさい恐怖政治でしたが、チリ国民の戦いでついに勝利しました。

日本の共闘は始まったばかりです。