この逮捕劇の意味するものはきわめて大きいと思う。
そもそも、黒川東京高検の黒川氏の定年延長を閣議決定した時から、官邸と検察の攻防が始まったという新聞記事がありました。官邸の意向で森友問題も加計疑惑も「桜問題」も握りつぶしていた高検に対し、河井夫妻の選挙違反の内定を去年からコツコツとはじめていたという。
真偽は定かではありませんが、河井氏は法務大臣になって、「検察を支配下にした」という趣旨の発言をしたというリークもありました。ところが、妻の疑惑であえなく法相を辞任。
しかし、民主主義はまだ、機能しています。法を捻じ曲げて、黒川氏を東京高検の責任者に据えて、検察庁法改定は世論のうねりでついに廃案に追い込まれました。
問題は、こうした汚職を可能にしたのは、自民党本部からの1.5億円という破格の選挙資金の流れです。本丸へのとどめは如何に?
