マイナンバーカード

鳴り物入りで始まった「マイナンバーカード」ですが、全国民に番号を振ったものの現在カードの取得率は、全国で15%だそうです。最終的には、預貯金などの財産や健康保険情報なども含めて全国民の個人情報を完全に管理しようというものです。だから、こんなことを許していいのか、というせめぎあいのなかで、「うさん臭さ」を感じ、また、その必要性を感じない国民が大多数なのではないでしょうか。

消費税10%増税と引き換えに、低所得世帯と子育て世帯に商品券、カード決済すれば2~5%還元も振るわず、消費不況がさらに深刻になっています。分厚い補正予算が講じられましたが、相当の不用額(使い残し)が生じることは明らかです。

こうした状況から教訓を導き出すどころか、来年度の後半には、「マイナンバーカード」を取得、ID登録して電子決済すると25%、最大で5000円のポイントを付与しようとしています。マイナンバーカードを広げる秘策となるのか・・・?私は、5000円分のポイントよりも失いかねない重要な個人情報のほうが大切だと思います。