労働者への搾取

カルロス・ゴーン容疑者の突如の逮捕、徴用工問題、外国人労働者受け入れ拡大のための出入国管理法改定問題、いずれも、労働者への残忍な搾取が一つの線でつながっているではありませんか。日産の大リストラ、調整弁にされた派遣労働者、戦前の徴用工も死ぬほど働かされた犠牲者でしたし、すでに入国している外国人労働者はまともな賃金も人権さえも保障されていない実態が明らかになっています。

誰の要求なのか。搾取したい財界、それに従うアベ政権です。派遣労働者は当初厳格に職種が決められていましたが、労働者派遣法の改悪でなんでもありに、そして、派遣労働、非正規雇用が増え、我が国の人件費を抑え込み、成長できない国になってしまいました。問題の出入国管理法の改悪は、外国人労働者の職種をなんでもありにするもので、我が国の労働環境の改悪が懸念されています。

搾取したい財界は、法人税を下げろ、消費税をあげろと叫び、不当に低い賃金しか与えられない外国人労働者からも消費税は確実に取れ、輸出大企業は消費税が上がれば上がるほどもうかる仕組みです。消費税増税もまた、同じ線につながっています。

やはり、「万国の労働者よ、団結せよ」、マルクスは生きています。