特権とは何か

在特会というレイシストが、在日の方々の特権などと喚き散らしたが、自ら「ウソ」と自白したのち、特別永住資格が特権だと言い出している。

これもほんとにばかげた論理だ。現実は、植民地支配をしていた朝鮮半島出身の人々を戦前も差別し、戦後も国籍の選択権も与えず、選挙権も取り上げたあげく、問題を先送りにして、1991年に国連からの勧告もあり「特別永住」という資格を与えて、差別政策を続けているのが実態だ。しかも、「特別永住」者は日本国内に財産がある方も多いいが、ひとたび海外に出ると「再入国許可」が必要になるという差別がまかり通っている。

在特会の代表と、大阪市長が押し問答をしたのち、「特別永住制度を見直さなければならない」と語ったが、こうした植民地支配の残滓とその後、長く続く「差別」に目をそらす考え方だといわなければならない。

在特会大阪市長も過去の歴史に真摯に向き合わないという点では共通の認識なのであり、あのバトルも茶番だ。