オリンピックのボート会場の怪

東京湾に決定していたボート競技会場が問題になっています。都知事がいうように東京湾は、お金がかかりすぎて論外だと思います。

戸田の彩湖宮城県の会場が候補に挙がっています。宮城県での開催は、復興五輪という意義があるといいますが、唖然としてしまいました。選手の宿泊所は、仮設住宅を活用するというのですが、仮設住宅2戸を一つの部屋にする工事が500万円かかると聞いたからです。

私も何回も東日本被災地へボランティアとして出かけました。こうした仮設住宅にも御用聞きに訪問したり、支援物資を届けにも行きましたが、狭い仮設住宅でした。この狭い仮設住宅に親子で暮らす被災者もいて、冬は、水道管が凍結するなど不自由な暮らしを余儀なくされていました。

オリンピックのためなら部屋をつなげて広くします、どうぞ、広々とした個室でくつろいでください・・・だとしたら、被災者は何だったのか。ちなみに、福島、岩手と比へ仮設住宅が最も劣悪だったのは宮城県であり、現知事は何を胸張っているのか不思議でなりません。