利根川治水大会

昨日、千葉県成田市利根川治水大会が開催された。

開催県を代表して、森田健作知事があいさつに立った。はじめて目の前で本物を見たが、治水大会にかかわることは原稿のぼうよみだったが、今年の千葉国体の話になると、原稿から目が離れ、イキイキしていた。

この大会に先立つ講演会では、芝浦工大の某先生が、地下水脈を守ることが地盤沈下の防止にとって必要であり、そのためにも八ツ場ダムが必要だと説いていた。全然、意味がわからない。質問をしたいぐらいだったが、さっさと終わってしまった。

そのあと国土交通省の役人があいさつがあったが、八ツ場ダムの建設を強調していた。

民主党政権に変わり、公共事業の見直しの象徴として八ツ場ダムの中止を打ち出した、民主党政権だったが大臣は、現地に何度でも足を運ぶと言っていたのに、なかずとばずの状態だ。私も八ツ場ダムの建設は問題がかあると思っているが、説明責任が問われるのは当然だ。

鳩山政権の途中から、政策上の揺り戻しで、これでは自民党政権時代とどこがちがうのかという声が広がっている。

国土交通省の役人の主張は、明らかに政権の主張と異なっているが、ここでも官僚の巻き返しによって態度を変えてしまうのだろうか。

筋を通す勢力の存在はますます重要ではないだろうか。