人口半減の神戸市長田区

神戸市の二葉小学校跡の「ふたば学舎」での説明員から、長田区は震災前と今では、半減してしまったと伺いました。長田区といえば、神戸市内の震災による火災での被害の70%を占めていたそうです。

震災直後、私も神戸へ親戚の安否確認と支援物資を担いでいきました。電車は、東灘区で止まり、徒歩で兵庫区まで歩きました。その後、長田区へも行きましたが、とんでもない勘違いをしていました。焼け落ちた長田区の道路は広い、と思ったのでした。車の走る道路はそのまま残り、アーケードや商店街では、2~3メートルの路地に店や住居がひしめいていたというのでした。それがみんな焼け落ちてしまいなくなってしまった。

今は再開発で当時を偲べるのは写真だけです。再開発でマンションに人はいるのだけれど、戻ってこられない多くの住民がいるのだそうです。あれから21年、まだまだ震災は終わっていないと思いました。東日本震災はなおさらです。