偉大な生涯

元ヘビー級世界チャンピオン、モハメド・アリ氏が74歳で亡くなった。22歳で世界チャンピオンに上り詰めた。カシアス・クレイという奴隷の名を捨てると宣言し、イスラム教に改宗した。人種差別に抗議し、後に暗殺されたマルコムXと共に運動に加わった。ベトナム戦争に反対し、徴兵制に抗議、兵役を拒否した。チャンピオンベルトやプロライセンスがはく奪された。しかし、それよりも重要なのが、信念を曲げないことだったのだろう。

しかし、米国で徴兵制が廃止され、現役に復帰するとことができ、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」見事なフットワークで再び世界チャンピオンとなる姿をテレビで見た。私は、まだ、小学生だったと思う。現役引退後、パーキンソン病とのたたかいは、病気とたたかうことで人々を励ました。偉大な生涯だと思う。